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【事業承継補助金公募中】経営者が直面する事業承継。苦労していることとその対策とは

ビジネスコーディネーター、中小企業診断士の高橋です。

最近、事業承継に関する話題が取り上げられる機会が増えています。

株式会社帝国データバンクの「事業承継に関する企業の意識調査」によると、
経営者が事業承継で苦労したことの上位に挙がっていたのは、
第1位 後継者育成 61.9%
第2位 従業員の理解 33.3%
第3位 事業の将来性・魅力 30.7%
第4位 自社株など個人資産の取扱い 30.0%
第5位 相続税・贈与税などの税金対策 27.8%
でした。

後継者不在の企業が多いことが事業承継の重大な課題として挙げられていますが、
後継者がいても苦労している企業の多いことが分かります。
また、他の苦労した点も合わせて考えてみると、
・事業承継で苦労することは多岐にわたっている
・解決するには時間がかかることが多い

ことが浮かび上がってきます。

事業承継を成功させるには、総合的で計画的な取り組みが必要であるといえます。
相続税や贈与税のことだけでなく、事業そのもののこと、自社株のこと、人のことなど、
からみ合う色々なことをすべて解決する必要があります。
そして、1年や2年でなく、5年10年と時間をかけることで解決策の選択肢が増えるとともに、解決が容易になります。



さらに、次世代でも事業経営を上手くやっていくには、新しい挑戦を続けることも大事です。
株式会社帝国データバンクの著書「百年続く企業の条件」にありますが、
100年以上続く老舗企業が考える「今後生き残っていくために必要なもの」のアンケート結果では、「進取の気性」が第2位となっています。
(ちなみに第1位は「信頼の維持」です)
どの企業にとっても進取の気性、すなわち新しい挑戦は事業継続に必要不可欠なものではないでしょうか。

現在、平成30年度補正予算で「事業承継補助金」の二次公募中です。
申請期限は7月26日(金)19時と差し迫ってはいますが、事業承継による新しい挑戦を後押しする施策です。
「事業承継補助金」の事業の概要は以下のURLで確認できます。
https://www.shokei-hojo.jp/applicant/requirement.html

オカビズでは、皆さまの事業承継に対するサポートをおこなっています。
事業承継計画表をつくって、総合的・計画的に事業承継を進めませんか。
まずは何から取組んだらよいのか、そこからご一緒に計画をつくっていくお手伝いをいたします。