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給与改善だけじゃない!採用困難時代に見直す労働条件・客観的な視点で解決するケースも

岡崎市の無料ビジネス相談所、オカビズです。
相談員で中小企業診断士 の高木から、
最近ご相談の多い「採用」について考える視点をアドバイスしてもらいましたよ。

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求人・採用に苦労されている事業者さま、今、本当に多いです。。。


「これまでは紹介で人づてに採用ができていたので、求人なんてしたことがなかった。
ところが今は、求人募集を出しても応募すらない。」
そのようなお声を耳にします。

今回は、そのときに考えてみたい労働条件について

お仕事を探している方が重視する「条件」といえば、
まず「お給料」と「お休み」ですよね。
この2つは、他社比較をするのがとても簡単です。
求人サイトでは「賃金いくら以上」とか「週休2日」とかで絞り込むことも簡単です。

すると、その条件を満たしていなければ、比較の対象にすらならない、
そもそもせっかく出した求人を見てももらえないということになってしまいます。

かといって労働条件の変更は、とても難しい問題ですね。

不利益な変更になる場合は、特にデリケートにならざるを得ない問題です。
自社の労働条件を総合的に検討することが必要になります。
世間はどうなのだろう?同業他社は?

貴社ができること、できないこと、今はできないこと、今必須ではないこと。
現在の貴社の仕事内容、従業員の働き方、業界の今後の見通し、
就業規則などに規定される労働条件等、を
客観的・総合的に見て考えていく必要があります。

具体的に、「総合的に」考えるとは、どういうことか?

ある事業者さんの就労条件は、週休2日ではありませんでした。

就業規則上は、週に1回のお休みと隔週でのお休みが規定されています。
一方で、転職してくる人はもと「週休2日」の職場で働いていた人がほとんど。
入社の際に不満の原因になっていたそうです。

ところで、こちらの事業者さんでは、日常の残業はなし。

シフト制であれば、週休2日も実現できるのではないか?という状況が見えてきました。
そこで検討していた退職金制度の廃止と抱き合わせで、週休2日制の導入に踏み切りました。
お休みを増やすということは実質的な賃上げですので、
双方にメリットのある形で1つの問題が解決できた事例です。

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そのほかにも、「なかなか反応がない」という求人票の書き方を
より具体的にしたり、わかりやすい表現にすることで
問い合わせが増えたケースや
いわゆる「マイノリティ」である、働き方に制限のある高齢者や子育てママ、
LGBTや障がい者の積極的採用(=労働環境や社内風土の改革)に取り組んで
安定的に採用に成功しているケースもあります。

採用に苦戦している今だからこそ、
労働条件や労働環境、求人票を見直す機会ととらえて、
今の従業員も新入者員にも働きやすい環境を作っていきませんか?
長期的にみると、それが企業としての魅力にも必ずつながります。


2019年度は、オカビズでも採用についてのセミナーを企画しています。
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