スタッフブログ(旧):新商品・新サービス開発記

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宮大工の伝統構法を活かした、業界初となる40歳以上限定の家『不惑の一棟』の新提案/望月工務店

こんにちは!地域の会社やお店、これから起業・独立したいという方向けの
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とつぜんですが、孔子の
「子曰、吾十有五而志于學、三十而立、四十而不惑、
五十而知天命、六十而耳從、七十而從心所欲不踰」

という有名な言葉がありますね。

世界遺産にも用いられる宮大工としての技術を活かしたデザインを
一般住宅に取り入れている望月工務店(愛知県豊橋市)さんが
新サービス「不惑の一棟」をスタートしました!


※画像をクリックすると望月工務店HPに移ります。

「不惑」という通り、40代~の方々に向けた
「オトナのための家づくり」という提案です。

宮大工として様々な寺院仏閣の修復・建設に携わってきた建築家が
伝統構法を採用、既製品ではなく天然素材を使用し、
とことんこだわりの住まいを実現します。


■新サービス開発の背景
いま「サステナブル」な生活やものづくりが世界的なトレンドです。
SDGs(持続可能な開発目標)」など、一度は耳にしたことあるのでは?

住宅業界においては、地域の木材を選んで使用したり、
日本の伝統的な建築技術を用いて設計・建築したりすること
などが
環境や伝統を守ることにつながり、
サステナブルな選択になると考えられています。

望月工務店さんが今まで取り組まれてきた内容を秋元や松田が詳しくお伺いし、
特徴をとらえた新サービスとして「不惑の一棟」をご提案しました。



新しい打ち出しにチャレンジしていただきやすいよう、必要な情報発信ツールや
代表・望月さんご自身のプロフィールの整理なども、三浦・稲波・水野がお手伝い。

分かりやすく他にない斬新なサービスということで、
新聞にも取り上げられました!


(2021年3月2日 東愛知新聞に掲載)

「40代」にターゲットをしぼった理由は、
その世代になると子どもが大きくなり、経済的に安定してくるから。
つまりは本質的に心地よいと思える高品位な家づくりへのニーズが
潜在的に高まるのです。

望月工務店・代表の望月さんも40代、その視点を活かして
「オーバー40」向けに特化したサービス開発に至りました。

年齢層と仕様でターゲットを絞った三河初の取り組みをきっかけに、
望月工務店さんに注目が集まります!!


■『不惑の一棟』の特徴
【温故知新】
堂宮大工だから可能な、見せる構造美と用の美を追求したスタイリッシュな建築デザイン。
【規格外】
商品的メーカー住宅では無く、規格品にとらわれないフルオーダーメイドの資産。
【環境・地産地消】
地元県産材の木材を使用、運搬時のCO2抑制と地元経済への付加。
【心を打ち込む】
お客様の本気のこだわりを、継承された伝統を基にしたデザイン・設計、カタチに。
【等価交換】
求める形への掛けるべき手間だから、30坪2600万円~(住設備品・消費税別)。



現在、数年間の打ち合わせを終え、
「不惑の一棟」の平屋の建物を豊川市にて建築を進めています。

■宮大工/望月成高とは?

愛知県豊橋で祖父の代から建築を家業とする家に生まれる。自営業の家庭の子によくある「絶対に家業は継がない」という強い思いから、学校を卒業後はフリーターをして過ごす。23歳の時に将来的なことを考え実家に戻り、建築の道をスタートしました。

建築業界では親子間での師弟関係というのは存在せず、父の指示で親方の元へ修行に出、親方が宮大工であったことから望月も宮大工としての建築のイロハを学びました。宮大工としての技術力に長けていた親方は昭和天皇が崩御された際、東京都新宿御苑に「大喪の礼」葬場殿の建築にも携わった凄腕。昔気質でとても厳しく、脅威の縦社会とも言える環境の中で望月は切磋琢磨し、宮大工としての経験を積みました。9年に及ぶ修行の期間中、兄弟弟子の中で唯一、親方から直接彫刻の指導を受けたことも現在の望月の手法に生きています。



修行後、実家に戻り、父と一緒に一般住宅の仕事を主にしていましたが、約6年前、社寺をやってきた宮大工として、その構法を住宅に活用することができないかと思案。望月の経歴の大きなターニングポイントとなった『牟呂の家』(上画像)を建築しました。その後、本格的な社寺の依頼なども増えて来た中で、令和元年を境に父親と代替わりし望月工務店の代表となりました。

一棟入魂。
依頼主の家に集中したいため、現場の掛け持ちをしません。
着工している家があるなら完成するまではそこに集中します。


■事業者概要
株式会社 望月工務店 / 望月建築設計室
住所:愛知県豊橋市下地町若宮72番地
代表:望月成高
電話:0532-53-2445
HP:https://mochizuki-komuten.co.jp/
フェイスブック:https://www.facebook.com/mochizuki.komuten/